レーザー溶接とTIG溶接の違い|用途別の選び方ガイド
2026.06.23
「レーザー溶接とTIG溶接はどっちがいいの?」金属加工を検討する際によく聞かれる質問です。結論から言えば「用途によって正解が違う」のが正確です。本記事では両者の技術的な違いを整理し、どのような場合にどちらを選ぶべきかを解説します。
TIG溶接とレーザー溶接の主な違い比較
| 項目 | TIG溶接 | レーザー溶接 |
|---|---|---|
| 精度 | 高い | 超高精度 |
| 加熱の熱影響 | 小~中 | 極小 |
| 設備コスト | 比較的安価 | 高額 |
| 対応板厚 | 0.5mm~厚板 | 0.1mm以下も可 |
| 作業スピード | 中程度 | 高速 |
| 導入障壁 | 低い | 高い |
| 技術習熟度 | 高い(技術者従属) | 自動化容易 |
| 対応素材 | 幅広い | 素材により制限あり |

レーザー溶接が向いている用途
電子部品・半導体
スマートフォン内部の細かな配線接合、バッテリー内部の接合など、超精密で小型な部品に適しています。
医療機器・インプラント
人体に埋め込む器具やペースメーカーなど、最小限の溶接部でかつ完全気密が必要な用途にレーザー溶接が使われます。
ジュエリー・腕時計
貴金属や小型の加工物の溶接に最適です。スパッタが少なく、繊細な仕上がりが求められる現場でこそレーザー溶接の独壇場です。
TIG溶接が向いている用途
アルミ・ステンレスの構造物
建築部材、鉄道車両、食品設備など、中程度の厚みで外観品質も求められる構造物に向いています。レーザー溶接より適用材料範囲が広く、対応できる厚みも幅広いです。
修理・改造・カスタム少量生産
図面なしの修理や現物合わせの実績が誇れる鉄工所が得意とする分野です。レーザー溶接は設備投資が大きいため、少量・多様種には向きません。
屋外・現場持ち込み可能な溶接
レーザー溶接設備は大型で屋外の現場持ち込みに不向きです。屋外修理や現地施設での溶接はTIG溶接の方が実用的です。

TAYASUは両方の溶接方法に対応しています
TAYASUではTIG溶接を中心に幅広い金属加工に対応しています。「どちらが向いているかがわからない」という方も、お気軽に相談いただければ最適な方法を提案します。
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まとめ
レーザー溶接はTIG溶接の上位互換ではありません。超精密・小型の用途にはレーザー、幅広くさまざまな用途の接合にはTIG溶接が適しています。鉄工所に相談することで、用途に合った溶接方法を選んでもらえます。